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七月大歌舞伎~新橋演舞場 [Stage]

二代目 市川猿翁
四代目 市川猿之助
九代目 市川中車 襲名
五代目 市川団子初舞台

昨日、また今月も新橋演舞場。
口上が観たいので、夜の部へ。
演目は
将軍江戸を去る 口上 黒塚 楼門五三桐
先月の襲名興行も泣いたけれど、今月は更に上回るものとなりました。

将軍江戸を去る での、中車さんは6月歌舞伎とはうって変って
かなりよかった。
先月は喉の調子も気になり、歌舞伎をやることへの気負いがあったのか?
頑張っている事しか伝わらなかった先月。
それが、演目的にも現代劇に近いせいか、役の豪快かつ繊細。
主への思い。切ない思い、口惜しい気持ち…。すべて伝わってくる。何故か、声の調子も戻ってるし
よかった。
そしてやっぱり団十郎の存在感

口上は、先月とは違い、少人数でしたが
逆に打ち解けて、面白かったです。
団十郎さん、海老助さんのご自身の言葉で話すエピソード。
劇場中、爆笑。

そして…。
黒塚
本当に、今月、チケットを取って、観に行ってよかった。
老女の時は序章にふさわしく、空気感が夕暮れの少しさみしく、
物悲しいところから、話が進むにつて、夜がふけ月をバックに小躍りするさま
そこで、鬼女に変化したところから、猿之助に鬼女が宿ったようでした。
その形相、空気が急に張り詰める。
そのまま最後まで終わりますが、途中から拍手をするのを忘れてしまう位の
凄さです。


最後は楼門五三桐猿翁の8年ぶりの出演。
脳梗塞を患ってから、表舞台にはなかなかお出ましにならなかった
猿翁。
体は不自由な部分になっているけど、声量は衰えてない・・・。
そして、目。
やっぱり、この人は凄い役者なんだ・・。
私はこの役者が好きで、狂ったように舞台を観に行っていた…。

今月の夜公演は本当に良い時間で、心が動きました。



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