こんぴら歌舞伎2013-Vol4

市川猿之助襲名披露

一部
鳥辺山心中
義経千本桜

二部
京人形
口上
奥州安達原

すべてよかった…♪
鳥辺山は片岡愛之助を初めて意識してみましたが、
この方、こんなに綺麗で色っぽく、艶っぽく、素敵な役者なんだと知りました。
短気を起こして取りかえしのつかないことになり…
美しく、切ない。

義経千本桜
これはもう猿之助が素敵で素敵で。
彼は恐らく小屋の大きさによって演じ方を変えているのでしょうか。
金刀比羅座は小屋自体が小さいため、観客もDetailまでよく見えます。
切ないまでに源九郎狐の気持ちが伝わり、親狐とともにいるときの様、
今回はドラマに集中しました。

なぜか…宙乗り始めた途端、号泣！
そして、なんだか大向こうをかけたくなり、思いっきり「おもだかや！」と
初めて大向こうをかけてしまった。
自然と

二部
京人形は右近、笑也さんの組み合わせ。
これは！素晴らしい！面白い
笑也さんが綺麗で、可愛くて。美しい人を思って作った人形が
魂をもってしまう。
怖い話のようで、とってもかわいいお話になってるのが、
この京人形。
右近さんの温かみのある演じ方が素敵だっった。

口上
！！これは襲名の醍醐味！
これは先輩の役者さんになればなるだけ、フランクに
エピソードを披露されるものですよね。きっと若手の方もいろいろとあるでしょうが、
とか色々考えてしまいました。

奥州安達原
これも泣いた。
春の四国だけど、幕が開いたらすでに雪国でした
寒くて寒くて、とにかく泣いてしまった。。。

実はこんなに歌舞伎で泣いた事がなかったのに、
今回は

こんぴら歌舞伎2013-Vol3

宿は金丸座近くの
琴平花壇
温泉とBarがとても素敵です

朝は露天風呂を貸切にして、お湯をいただいたら
さあ！行きます！

金比羅座



歌舞伎を見始めたのは学生自体で、その頃位から
こんぴら歌舞伎というのをTVや物の話でしか聞いたことがなくて
遠い四国だし、いくのはいつだろう。
と思っていましたが、ついに。

その場にいることで涙。
本当に涙が出てきた…

色々ブログなどで、劇場の環境を聞いていて気を付けた事は
・すきま風がはいり底冷えする
・トイレが一か所なので混む

でしたが、これはどちらもそれほど深刻ではありません。
ひざ掛けを貸してくれたり、トイレも一か所ですが、休憩時間とトイレの個数が十分なので
問題ありません。

昼の部は11時からですが、周辺に飲食ができるところがありませんが、
三越がお店を出しているので、またメニューも割と豊富です。
ご飯ものから甘味まで。
四国の土地柄、うどんや、おでん、鶏焼きなどもありました。

こんぴら歌舞伎2013-Vol2

到着したときは、雨が若干降ってましたが、
東京では欠航便とかが出ていたようで、とにかく来れただけでも
OKOK

こんぴら観劇は2日目のメインの為、
到着したその日は、うどんうどん琴平宮うどん

まずは、高松空港近くの
「もりや」で洗礼を受け→小縣屋へ
ここは大根おろしを入れるうどん。

自分でだいこんをおろして～




なかなか、これ
美味しいです。
四国の人間じゃないので、しょっちゅううどん食べれません！
でもこれはさっぱりしてて、なかなかNice

これを食べ終わって、一路琴平神宮へ！！

雨が降ったりやんだり、けれど土砂降りでもなく、暴風もなく
無事に琴平神宮へ。

表参道を歩いていく


参道はまだ桜が残ってて


苦しい道のりも色々と気持ちが折れない工夫がされているのかな…



癒されます。

金刀比羅宮本宮は正面から写真を撮らないようにというので
ここの風景も含めて写真を撮る事はしません。
ここまで頑張った人だけが受け取れる恩恵。

さあ、明日はいよいよこんぴら歌舞伎

こんぴら歌舞伎2013-Vol1

先月の話ですが、こんぴら歌舞伎へ行ってきました。

歌舞伎に興味がある人には、憧れの小屋。
日本最古の芝居小屋として、有名ですが関東に住んでいる人間としては
四国は気楽に行ける場所ではなく、歌舞伎を見始めて20数年一度も行った事のない
小屋でした。

今回は”猿之助襲名”友人から誘われて、
これは行かないわけにはいかない

チケット
→申込みは友人が一門の役者さんの後援会に入っていて
そこで取っていただきました。
JTBなどの予約以外の場合は、チケットの取れた取れない、日程なども
かなり直前まで分からないため、かなり気をもみました…
でも、第一希望で取れたので結果オーライ！！

友人は素晴らしいアシストで、
すでに航空券、ホテルなど手配してくれていました

いよいよ、こんぴら参り


羽田空港のSamansa tabasa Cafe

NHKスペシャル 父と子 市川猿翁・香川照之

この日曜日のNHK。

市川猿翁、香川照之親子の昨年の襲名披露公演までの
ドキュメント。

今でも心に残り、なぜか考えてしまいます。

この親子はその当時猿之助だった猿翁は当時浜木綿子と婚姻関係にあったが、
子供の香川照之がまだ幼い時に、離婚。その後父猿翁とは会っていない。
その親子が今、舞台で襲名をともにし、今までしてこなかった親子の関係を築いてる。

いろいろとエピソードがありましたが、
どれも納得したり、分からないな、と思ったり。
ただ、心に残るんです。

猿翁の「（中車の歌舞伎入り、襲名に関して）大きな力を感じる、大きな力に導かれている」

香川自身が、強い意志で歌舞伎界への希望を
していても恐らく、10年前は難しかった。
けれど今は、現実的に彼の意思通り、父との時間を作り、
歌舞伎の世界に入り、父猿翁の指導をうけ舞台に立つ。

猿翁の言うとおり、「大きな力に導かれてる」


この年齢で、歌舞伎の世界に入る事は正直大変だと思う。
私は20歳のころ、日舞の名取を取ったけれど、3歳からやっているという人には
どんなに踊りこんでもかなわないって思いました。
だから、本当に大変さがわかりますが、そんなリスクをおかしても、
彼が入ったのに、止めたらいいのにとも思いますが、そんな事、重々承知で、
心にずっとあった、「歌舞伎に対する気持ち」をこのままにしておくことは
彼にとっては出来なかった。
だから勇気を出した。

考えただけで、この見えない何かの力の大きさ、強さに震えます。

猿翁も、脳梗塞で体が自由にならないが、
体いっぱいすべてを表現する。香川に対しての指導も言葉にならない
気持ちを語ろうとする。

何かに導かれた、この二人に言葉にならない位、
感動に打ち震えた。
自分の生き方に何かつながるかと思う位。

猿翁のファンだった故、きっとひいき目でみてしまいますが、
出会えてよかった。

また、再放送があったら必ず見ます。

七月大歌舞伎～新橋演舞場

二代目　市川猿翁
四代目　市川猿之助
九代目　市川中車　襲名
五代目　市川団子初舞台

昨日、また今月も新橋演舞場。
口上が観たいので、夜の部へ。
演目は
将軍江戸を去る 口上 黒塚 楼門五三桐
先月の襲名興行も泣いたけれど、今月は更に上回るものとなりました。

将軍江戸を去る　での、中車さんは6月歌舞伎とはうって変って
かなりよかった。
先月は喉の調子も気になり、歌舞伎をやることへの気負いがあったのか？
頑張っている事しか伝わらなかった先月。
それが、演目的にも現代劇に近いせいか、役の豪快かつ繊細。
主への思い。切ない思い、口惜しい気持ち…。すべて伝わってくる。何故か、声の調子も戻ってるし
よかった。
そしてやっぱり団十郎の存在感

口上は、先月とは違い、少人数でしたが
逆に打ち解けて、面白かったです。
団十郎さん、海老助さんのご自身の言葉で話すエピソード。
劇場中、爆笑。

そして…。
黒塚
本当に、今月、チケットを取って、観に行ってよかった。
老女の時は序章にふさわしく、空気感が夕暮れの少しさみしく、
物悲しいところから、話が進むにつて、夜がふけ月をバックに小躍りするさま
そこで、鬼女に変化したところから、猿之助に鬼女が宿ったようでした。
その形相、空気が急に張り詰める。
そのまま最後まで終わりますが、途中から拍手をするのを忘れてしまう位の
凄さです。


最後は楼門五三桐猿翁の8年ぶりの出演。
脳梗塞を患ってから、表舞台にはなかなかお出ましにならなかった
猿翁。
体は不自由な部分になっているけど、声量は衰えてない・・・。
そして、目。
やっぱり、この人は凄い役者なんだ・・。
私はこの役者が好きで、狂ったように舞台を観に行っていた…。

今月の夜公演は本当に良い時間で、心が動きました。

サンセット大通り～赤坂ACTシアター

私の好きなミュージカルの一つ、
「Sunset Blvd.」日本上演するのなら、行きます。

ということで、昨日マチネ公演に。

Sunsetは初演をLondonで観ていますが、その時は
主役のノーマをパティ・ルポンが演じ話題になったけれど、その後、US公演では
グレンクローズが演じ話題に。

今回は、このグレンクローズ版に近いかと思います。

ただ、日本のキャストで同じような演出（とらえ方）で演じた所、やっぱり
無理があるように思った。
楽曲や、ストーリー性はよいしとらえ方ではあのキャストで素晴らしいものが
できたはずなのに…。
模倣をした感じになってしまって…。

どうなんだろうな。
表面的で滑稽にしか映らなかった。



これだけ、魅力的なキャストを集めたのに・・・。

残念です。

六月大歌舞伎 四代目猿之助襲名披露興行～新橋演舞場

演舞場はやっぱり良い劇場ですね。上品で。



今回、とても話題になった祝い幕。
福山雅治さんの作成＆贈呈。
とても素敵です。



これも福山さんから


色々、残しておきたかった。

六月大歌舞伎 四代目猿之助襲名披露興行～新橋演舞場

6月、7月は新橋演舞場にて
「四代目市川猿之助襲名」興行していて、三代目猿之助の大ファンの私としては
行かずにはおられない。

すでに、6月公演は残す所、あと少しですが…。

とにかく、素晴らしい公演でした。
昼は古典を始めとして、口上。夜はスーパー歌舞伎　ヤマトタル

市川中車
今回注目の、香川照之さん。
以前、香川さんの舞台を拝見したことがありますが、声に難あり。
これは今回も改善されていませんでした。
が、これはテクニックの問題ですから、ちゃんとトレーニングする事で
改善されるし、早い段階でそれを手に入れてほしい。
良い役者なんだもん。


市川團子ちゃん♪
ただただ可愛い。
けれど、やっぱり蛙の子はかえる。
存在感、声、容姿すべて素晴らしい～
あとは、すくすく成長してくれればいいな～と
私は彼が猿之助になるところは観れないんだなーって思ったらさみしくなっちゃった。


市川猿之助
やっぱり、亀ちゃん！
おもだかや！！！
古典では、先代の全盛期には叶わないですが、ヤマトタケルに関しては
本当に素晴らしかった。
細かい表現、大きい表現、新しいヤマトタケル像を作り上げた。
これからは楽しみです。ほんとに。

市川猿翁
私はやっぱり、この人が好きだったんだなーと。笑
そして、これからも。
脳梗塞をしてから、公の場、長期的に舞台に出るのは10年ぶり位…かな？
口上。
脳梗塞をすると、やはり長い事同じ体勢をとるのが難しいのでしょう、
最後に登場し、口上を述べ、あの目。もう、全盛期よりも鋭い光を放ってました。
号泣。
ヤマトタケルは、出演はせず演出だけですが、
ヤマトタケル。
美しく、ドラマティックで、心があり。

心が洗われる


チケット入手が困難ですが、
美しいこの公演は観るべきです。

沖縄 ザ・ブセナテラス3

ここには、敷地内にこんな施設もあるの。

海中展望塔

でも、これはホテルの施設ではないのかもですが。





円柱状の建物の中にどんどん下へ下がっていって、丸い覗き窓から海中をみるの。
なんだか、スキューバダイビングしているみたいで、ほんとにおすすめ！

ここには、キャーキャー言いながら、かなりいちゃいました。

会社の人とも、あそこは面白かった！と、意気投合しちゃうくらい